2016年07月09日
雨でジメジメする日が続いたと思ったら、いきなり真夏日になって・・と天気の移り変わりが激しいですが、皆さんも体調を崩されたりしていませんか?
わんちゃんやネコちゃんも熱中症になったり、急な暑さに身体が付いてこずに体調を崩したりしやすい時期です。
特にまだ若い子や高齢の子はよく注意して、おかしな様子があったら早めに病院にご連絡くださいね。
さて、今日は第13回の子犬しつけ相談会でした。
これまでと同様に0〜1歳代の子犬ちゃんを対象に、しつけに関わる様々なお話をしていただきました。
今回のテーマはわんちゃんの「理想と現実」についてでした。
わんちゃんをお家に迎える時に思い描く理想の生活像を実現するために、わんちゃんとどう向き合っていくかということをメインでお話しして頂いています。
人から愛されるわんちゃんになって欲しい!とか、無駄吠えもなくお利口にお留守番ができて欲しい!とか、思い描く理想は様々だと思いますが、お家に迎えたばかりの子犬ちゃんは理想のわんちゃん像とは大きく違うことがほとんどです。
イタズラ癖があったり、上手くトイレができなかったり、お散歩も怖がって歩けなかったり・・
ただし、これはほとんどのわんちゃんがそうなんです。
出来なくて当たり前と思ってもらって構わないと思います。
生後3ヶ月前後でお母さんと離れて新しいお家に来た赤ちゃんに、理想のわんちゃんであれ、というのはちょっと厳しい話ですよね。
では、将来的に理想のわんちゃんに育ってもらうためにはどうしたらいいのか?
まず大事なことは、自我が芽生えてくる生後5〜6ヶ月までの間に色々なことを経験してもらって、しっかりと社会化をしてあげることだそうです。
小さい内に抱っこで外を歩きまわって音や匂いに慣らしたり、知らない人に撫でてもらう経験をしたりすることも大事ですし、同じ世代の他の子犬ちゃんと遊んだり、(怪我をしない範囲で)ケンカしたりするのも非常に重要です。
そうやって色々なことを経験させながら、根気強くしつけを繰り返して、ちょっとずつ理想のわんちゃんに近づいてくれるのを期待しましょう。
ただ、ここでひとつ注意しないといけないことがあります。
当たり前のことなんですが、わんちゃんにも性格があるということです。
だいたい1歳になる頃にわんちゃんの性格がハッキリわかってくるそうです。
吠え癖や噛み癖など、しつけで変えられることもありますが、根本的な性格はなかなか変わることはありません。
飼い主さんがわんちゃんと思いっきり運動したい!と思っていても、おっとりした性格のわんちゃんは付いてきてくれないかもしれません。
色んなわんちゃんと仲良く元気いっぱい遊んで欲しい!と思っていても、消極的な性格のわんちゃんはなかなか前に出られないかもしれません。
こういう場合に、飼い主さんの理想をわんちゃんに押し付けてしまうとお互いにストレスがかかってしまいます。
飼い主さんが「この子はこういう性格なんだ」としっかり受け止めてあげてください。
なぜ出来ないの!と、どれだけ怒られても、性格は簡単には変えられないですよね。
しっかり受け止めた上で、改めてその子と暮らす生活をどう良くしていくのか考えてあげてくださいね。
もちろん中には性格ではなく、しつけが必要な問題である場合もあります。
お家のわんちゃんの行動で困ったことがある場合はお気軽にご相談ください。
今日はお家に来て間もない子が多かったので、お悩みを相談して頂く時間を長く取ってもらいました。
皆さん大変熱心に質問されていました。
最後に社会化訓練としてみんなで遊んでいます。
この時間はそれぞれのわんちゃんの性格が垣間見えて楽しい時間です。
家の子は積極的すぎるんじゃないかとか、ケンカになっているんじゃないかとか心配された飼い主さんもいらっしゃったかもしれませんが、こういう場を子犬の内に経験していることが非常に重要です。
是非また機会があれば遊ばせてあげてください。
子犬しつけ相談会は今後も定期的な開催を予定しています。
新たにお家に子犬を迎えられた方はもちろん、2歳くらいまでの若いワンちゃんでしつけについて相談したいことがある方は是非一度ご参加ください。
※参加は予約制になっております。また、ワクチン接種やノミ・ダニ予防など、一定の条件もありますのでまずは当院までお問い合わせください。
また遊ぼうね!