2016年08月06日
毎日暑い日が続きますね。
人間だけではなくわんちゃんやネコちゃんも暑さで体調を崩す子が増えています。
また、熱中症は気付くのが遅れると命に関わります!
日中のおでかけやお留守番の際には暑さ対策をしっかりするようお願いしますね。
さて、今日は第14回の子犬しつけ相談会でした。
これまでと同様に0〜1歳代の子犬ちゃんを対象に、しつけに関わる様々なお話をしていただきました。
今回のテーマは「子犬を褒めて育てる時の注意点」についてでした。
第3回の相談会の時も似たようなお話しをしていただきましたが、とても大事なことです。
一番のポイントは「褒めて育てる=叱らずに育てる」“ではない”ということです。
褒めてあげることは、もちろん子犬ちゃんにとってはとっても嬉しいことで、飼い主さんとの信頼関係を築いていく中でも非常に重要です。
ただ、子犬ちゃんがいつも褒めてあげられることばっかりしてくれるとは限りませんよね。
子犬ちゃんは遊び盛り・イタズラ盛りです。
わんちゃんにとって危険なことや、お家で過ごす中で守らないといけないルールを教えてあげる時に、叱らなければいけない場面は必ずあると思います。
そこで叱ってあげないと、わんちゃんにとっても、一緒に生活する飼い主さんにとっても困った事態が起こってしまいます。
ではどうするのが良いかということですが「悪いことをしたのを叱った」後に「同じことをさせて、上手くできたら褒めてあげる」ようにしてください。
例えば、お家でスリッパを噛んでイタズラしていたのを見つけたら、まずはその事を叱ります。
叱ってわんちゃんが少しションボリしたら、また目の前にスリッパを落として反応を見ます。
最初はもう一回イタズラしてしまうかもしれませんが、その時はまた叱って、スリッパを無視するようになるまで繰り返します。
どこかでイタズラを我慢してスリッパを無視するようになるので、そうしたら思いっきり褒めてあげます。
そうすることで「スリッパにイタズラする=叱られる」「スリッパへのイタズラを我慢する=褒められる」ことをわんちゃんに学習させてあげます。
当然わんちゃんは叱られるよりも褒められた方が嬉しいです。
最後にしっかり褒めてもらえたら、わんちゃんにとっても楽しい記憶で残りますし、飼い主さんとの関係性も悪くなりにくいです。
また、叱られる原因(スリッパ・ティッシュ・ゴミ箱などなど)をわんちゃんの生活圏内から遠ざけて、そもそも叱らずにすむようにすることも非常に重要です。
特に子犬ちゃんは何でも飲み込んでしまうので、子犬ちゃんの命を守るためにも飼い主さんが充分に気をつけてあげてください。
今回も各ご家庭のお悩みをゆっくり聞いていただきました。
子犬ちゃんの間は色んな困りごとがあって当然なので、今回のアドバイスをお家で実践されてみて、また新しいお悩みが出てきた時にはお気軽にご相談ください。
最後に社会化訓練としてみんなで遊んでいます。
子犬ちゃん同士、思いっきり走り回っていました。
初参加の子は少し控えめにしていましたが、最初はみんなそうなので、良い経験になったと思います。
いつも消極的な子がちょっと前に出てきたりと、嬉しいイベントもあって楽しい時間ですね。
子犬しつけ相談会は今後も定期的な開催を予定しています。
新たにお家に子犬を迎えられた方はもちろん、2歳くらいまでの若いワンちゃんでしつけについて相談したいことがある方は是非一度ご参加ください。
※参加は予約制になっております。また、ワクチン接種やノミ・ダニ予防など、一定の条件もありますのでまずは当院までお問い合わせください。
海や川は楽しいけど、安全と熱中症には気をつけて!
帰った後はしっかり洗ってね!
しっかり乾かすのも忘れずに!
みんな、また遊ぼうね!